
一般財団法人 アショフ・ホンマ記念財団
general Incorporated Foundation
Aschoff and Honma Memorial Foundation
Last updated 2023/6/5
最新のお知らせ・ニュース
時間生物学講座
本間 研一
アショフ・ホンマ記念財団では、2022年4月より、
時間生物学の研究者必読の古典論文の解説や、研究の解説をする時間生物学講座を
Zoomで開催しております。(要申込・無料)
解説は、当財団の理事長で北海道大学名誉教授本間研一先生です。ぜひご参加ください。
『第三部 時間生物学入門』を2023年5月22日(月)より開講しております。
受講希望者は時間生物学講座ホームページ下部のフォームからお申し込みください。
終了した講義もアーカイブ配信しておりますのでご覧ください。
受講者専用ページをご案内いたします。
ご興味のある方はどなたでもお申し込みいただけます。
【プログラム】
第三部 時間生物学入門
これから時間生物学の研究を始めようとする方を対象に、研究で留意しなければならないことを過去の事例を引用しながら解説します。
講義は毎週月曜日午前7時30分から1時間、10回にわたって行います。
テキストはありませんが、「生体リズムの研究」「体内時計の研究」を参考書にしてください。
講座の期間中は受講者専用ページにて毎回講義のアーカイブ配信をいたします。
2023年5月22日(月)~ 7月31日(月)(全10回)
(7月17日(月・祝)は講義はありません。)
月曜日午前7時30分~8時30分(1時間)
第1回 5月22日(月)時間生物学の方法(1)
概日リズムの測定
第2回 5月29日(月)時間生物学の方法(2)
概日リズムの解析
第3回 6月5日(月) 時間生物学の方法(3)
時間生物学特殊用語
第4回 6月12日(月) 概日リズムの外的同調
1.日周期同調
2.年周期同調
第5回 6月19日(月) 概日リズムの内的同調
1.多振動体構造
2.生体機能の時間的組織化
第6回 6月26日(月) 概日振動体
1.視交叉上核
2.松果体
3.網膜
4.末梢組織
第7回 7月3日(月) 振動機構
1.時計遺伝子と転写翻訳ループ
2.エネルギー代謝と砂時計
第8回 7月10日(月) 体内時計とエコロジー
1.昼行性と夜行性
2.生態系
第9回 7月24日(月) ヒト体内時計の方法
1.時間隔離実験
2.コンスタントルーチン
3.強制的脱同調
第10回 7月31日(月) ヒト体内時計の特徴
1.内的脱同調
2.概48時間リズム

「生体リズムの研究」の続編ともいうべき
待望の本格的研究書
「体内時計の研究」
医学書院より遂に刊行
「生体リズムの研究」以後の
動物実験とヒト時間隔離実験により、
今後の時間生物学の道を照らす
研究者必読の書
著者 本間研一、本間さと
変形B5版、369頁、図表263
発行 2022年10月15日、医学書院
定価 15,400円(税込)
トラベルグラントにつきまして
【2023年3月31日~4月1日トルコイスタンブール・アジア時間生物学フォーラム】
トルコ、イスタンブールで行われる「アジア時間生物学フォーラム」のトラベルグラントにつきまして審査の結果、以下の5名の方が受賞されました。
トラベルグラントは、2023年4月1日午後5時から開催予定のASRS/AFCの閉会式で贈呈されます。
乙部優太さん 公益財団法人 東京都医学総合研究所 基礎医科学研究分野 体内時計プロジェクト
加藤遥輝さん 名古屋市立大学薬学部 薬学科 神経薬理学分野
小林里帆さん 名古屋市立大学薬学部 薬学研究科 博士課程
ラビア ガリバゴーグル(Rabia Garibagaoglu) さん 名古屋市立大学薬学部 薬学研究科 博士課程
榎本夕奈さん 奈良女子大学大学院 人間文化総合科学研究科 生活工学共同専攻
テレビ出演のお知らせ
当財団の評議員でもある、札幌花園病院 睡眠医療センター長の本間さと先生が
uhb北海道文化放送・「松本裕子の病を知る」に出演いたしました。
どうぞご覧ください。
【番組】uhb北海道文化放送「松本裕子の病を知る」第2・4日曜日 あさ6時15分から放送
【放送日・テーマ】2021年2月14日(日)6:15より #20 “不眠症”を知る
下記の番組ホームページからもご覧いただけます。
体内時計を発見した男
ユルゲン・アショフの生涯
サージ・ダーン著
本間研一訳
時間生物学の創始者の一人であり、人の体内時計の発見者であるユルゲン・アショフ(1913-1998)の伝記の日本語訳がついに刊行。
日本の時間生物学に大きな影響を与えただけでなく若手研究者の育成にも尽力したユルゲン・アショフ。時間生物学や睡眠学、環境生理学の研究教育者には必読の本である。
